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いくつになってもテレビっ子

いくつになってもテレビっ子

POMP&PIAZAZZ

アルバム名:POMP&PIAZAZZ KUNZELBEST15 12
演奏者名:エリック・カンゼル指揮 シンシナティ・ポップス・オーケストラ
作曲者名:ジョン・ウィリアムス ジョセフ・スーク サー・エドワード・エルガー ジョン・アイアランド 
     チャイコフスキー ベルリオーズ ワーグナー ユリウス・フチーク ジョン・フィリップ・スーザ リチャード・ヘイマン

感想:
かつて出た同名アルバムの再発。安くなってうれしいわ。
エリック・カンゼルとシンシナティ・ポップスのコンビは大好きです。このコンビだけで5枚くらい持ってるな。
えっとねー、アメリカのポップスオーケストラだけあってとても音がきらびやか。すっこーんと抜ける感じ。
それだけでなく、曲のおいしいところをついてくるツボのおさえ方がうまい。金管がいい音だしね。難点は、パーカスがうるさいことかな。でも好き。
このアルバムは主に行進曲を集めた、荘厳且つ華麗な曲揃いです。
まずはウィリアムスのロスオリンピック・ファンファーレ。ウィリアムスは低音部が重くてあまり上手でない、と個人的には思うけど、この曲はきんきらきんの感じが出ていて好き。スーパーマンのテーマが一番好きだな。
スーク新しい生活に向けて。ドヴォルザークと同じチェコの作曲家。そのせいかちょっと家庭的なにおいのする行進曲。エルガー威風堂々第1番。いまやこの曲の展開部はどこのCMでもひっぱりだこ。私はAメロの方が好み。展開部はイギリスの第2国歌とまで言われているんだって。アイアランドエピック行進曲。快活な曲。でもちょっとなじみにくいかな。チャイコフスキーはアレクサンドロス3世戴冠式行進曲。たぶん、この曲はチャイコフスキーの中でも無名に近いはずだ。だいたい私が知らなかった。でもいい曲なんだよ、さすがチャイコさん。
ベルリオーズはラコッツィ行進曲。これは有名。
ワーグナー双頭の鷲の旗の下に。重い行進曲だが、これ、私は4年生の時に器楽クラブで演奏した。担当は4年なのでソプラノハーモニカ、まあトランペットのパートだな。おかげでいまだに各パートの旋律が分かる。フチークの剣士の入場。これはよく聞くんだが、なんできいたんだろう?
御大スーザは星条旗よ永遠なれ。いやー、さすがマーチ王、というきれいな構成の典型的な軍楽マーチ。メロディがとにかくきれい。
で、おまけがヘイマン編曲のジャズ・ミュージカル系の曲のメドレー行進曲。こういう曲はシンシナティPOはすごく得意。ヘイマンもポップスオーケストラの指揮者だそうだ。
さらにおまけ、ディキシーランドな聖者が町にやってくる。行進曲、っていやあそうかもしれんが。
カンゼル好きでなくてもこのアルバムはお買い得。コマーシャルでやっているようなストリングス混成の威風堂々が聞きたいならこれ。
あー、でも個人的にはブラスバンドでやる威風堂々が好きですけど。


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